FITC Tokyo 2009
2009 年 12月 2 日
そういや、先週末、FITC Tokyo 2009 に行ったんでした。どうやら会場で風邪をもらってきたみたいで、週末はそのまま寝込んでいたため、かなり遅いですが、個人的メモをアップします。
Sneak Peek of MAX 2009 / Lee Brimelow
午前中にあったコレ、前日深夜まで打ち上げがあった関係で、サボってしまいました。他の方のブログによると、主にFlash CS5(特にiPhoneアプリがらみ)のお話だったそうで、質疑応答の中に「Windows環境のみでもiPhoneアプリの書き出しが可能」ということがアナウンスされた模様。Windowsメインでやっている自分としてはかなり嬉しい。まだiPhone持っていないですけど。
Maiking Thing Move / Keith Peters
EnterFrameハンドラ内で「速度」「角度」「加速度」「重力」「弾性」「摩擦」などを取り扱い、物理シュミレーションを実現化するお話。特に真新しい内容ではなく、AS書きの方々にはもうとっくに御馴染みのものでしたが、一緒に参加した普段ASを書かないデザイナーさんが妙に感心して「ASの勉強の最初の入り口として大変良い」ということを言っていた。イージングやばねの話は懐かしかった。Tweenライブラリでてない頃、ちゃんとこうやって自分で書いていたなぁ。
Connecting the Dots / Mario Klingemann
「やあみんな、数学は好きかい?」という言葉からはじまったこの講義。Flashの話に行く前に、「僕は数学が大好きなんだ。ビーチで休んでてもほら、僕はこんな風に(数学的に)砂浜を整理してしまう」というバケーションの写真で笑いを取りつつ、素数に関するディープな話へ。実は素数に関しては、先日のNHKのリーマン予想の番組ですっかり虜になっていたばかりなので、かなり興味深いスピーチ。Flashが得意とする演算とビジュアル化を使って、数を円形状に並べて素数の並びに注目してみたんだよ!そしたらほら、なんか俺すごい発見したんだよ!でもネットで調べてみたら、すでにそれは発見済みの法則だったのさ!みたいな素数の話のあとは、ConvolutionFilterやPixelBenderを使って、うにうにした生きているようなビジュアルの作成の話。ここらへんの話まではついていけたけど、「画像データを140文字のUTF8のストリングにエンコードする話」に必死にくらいついた後、ボロノイ図が出てきたあたりでギブ。天才すぎ。ただ、この日の講演で一番刺激的だった。
Quick as a Flash / Grant Skinner
Flash歴浅くて、海外の著名なFlasherさんに疎い僕ですが、それでも彼の名前は知っている! 重くなってしまうFlashをどう高速化するかのお話。具体的には、Numericな要素は、FlashPlayer9ではNumberが一番早くて、uintが一番遅いけど、Player10ではその逆だよ、とか。パブリッシュは必ずリリースビルドでやってね、とか。EnterFrame内でfunctionを毎回呼び出すなら、ハンドラ内にfunctionの内容をまるっと書いちゃうと早いよ、とか。ここには書ききれないほどいろいろなテクニックを披露してくれたのですが、話を聞けば聞くほど、これまで自分が携わっていたプロジェクトのFlashに「遅くさせてしまっているかもしれない心当たり」がいっぱい出てきて冷や汗が。今後、直せるときに色々直してしまおう(汗)。
Big Spaceship : Digital Creative Agency / Joshua Hirsch
NYを代表するクリエイティブプロダクション「Big Spaceship」の制作事例のお話。Scriptの技術的な話ではなく、デザイナさんやADさんが聞いて喜びそうな「アイデアをどう形にしていくか」を中心としたクリエイティブ哲学的な内容。Big Spaceship社のムービーロゴを作るメイキングなどは、僕が前に働いていた会社での某サイト制作の作業を思い出した。こう思い返すととフリーも良いけど会社っていうのもやっぱり良いな。なんでやめちゃったんだっけ俺(笑)。Big Spaceship社の組織のあり方や社員のモチベーションについての質疑もあったけど、「たまたま今うちはこうやってうまく行っている」という回答が印象的だった。やっぱりプロダクションって難しい。「好きなことやってお金もらえて最高」という人ばかりではないから。でも、そういう人たちだけでやればうまく行くかといえば、そういうわけでもなさそうな気がする。うん、難しい。
さて総評として、Flash歴短いのでこういう国際的なFlashのイベントに参加したことがなく、「チケット代たけーんだよ」と最初はケチって予約してませんでしたが、本当、行ってよかったです。誘ってくれてありがとう。東京以外の遠方から参加するFlasherさんが多いのが頷けました。
